spring magic
第一話 春風
「私、なんかわからないけど、好きだ」
気づいた時には遅かった。
自分の心の声を、春風の音の中に確かに聞いた。
この恋は期間限定。
ふたりは決して一緒になることはない。
あと十分もすればもう二度と会えなくなる。
わかっている、わかっているのに。
それなのに。
どうしてこんなにも、君にこの気持ちが届いてほしいと思うのだろうか。
< 1 / 1 >
この作家の他の作品
表紙を見る
ごめんね、
なんて…言わないけど。
あのね
うち、あんたと同じ人好きに
なっちゃったんだ。
ほんと、バカ。
でもね、本気なんだ。
だから
ごめんなんて言わない。
好きをやめるつもりなんてない。
でも、やっぱ、ごめん。
表紙を見る
『時間を戻したいか?』
私はあの日、神様に逢った。
いくら後悔しても
二度と戻ってこない。
過去を変えるなんて不可能。
…絶対無理だと思ってた。
思ってたのに、そうじゃなかった。
もし、またやり直せるのなら
私は、
私は。
「好き」
たったこの二文字を伝えるために
あなたに逢いに行く。
それは、儚くてもろくて
だけどとても綺麗で色褪せない
一瞬の夢でした。
刹那音Ⅱ ~side 希衣~
桜唄
-サクラウタ-
雨うさぎ
表紙を見る
『時間を戻してあげる』
あの日、あたしは神様に逢った。
『但し、制限時間はお前が涙を流すまで』
あたしが泣いたなら
『涙を流したその時、
お前は元の時間に戻される』
また暗い時間が待っている。
知らなくていい過去を知ることになる。
余計に辛くなるのは分かってる。
「…それでもいいよ」
それでもいい。
だから、だからあと1回だけ、
チャンスをください。
神様。
それは虹のように
穏やかで、色鮮やかで、
とっても幸せな夢でした。
大好きな人へ
時をこえて逢いに行った少女の物語
虹の音
雨うさぎ
たくさんのレビューや感想
ありがとうございます!
はじめて完結させた作品なので
本当にうれしいです♡
*…時の神様シリーズ公開中…*
†刹那音-せつなおと
†桜唄-さくらうた
こちらの二つもぜひ♪
この作品を見ている人にオススメ
読み込み中…