消せない想い



あの頃は決まって
私の隣には彼がいた。



一緒にいて安心するし
良いことも悪いことも
何でも言い合える
そんな彼が
私の隣にいることは
私にとっては
毎日変わらない
ただただ当たり前のことだった。



別の道を歩み
離ればなれになっても
私たちの友情が
終わることは決して無かった。



電話をすれば決まって長話。



くだらないことで笑いあって
悩んだときには支え合って
いくら話しても話足りなくて
そうやって
ずっとずっと私たちは
つながっていた。



私は誰よりも彼を信頼し
誰よりも彼を頼った。



そして
彼も私と同じように
私をずっと
これから先も
大切な存在として見てくれている…



そう思っていた。




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