あやめも知らず




「お買い物が全て終わったら、ここに寄ってみてください。」


シンさんにそう言われてた場所がある。

フルーツのお店のおばさんのお陰でお買い物を無事終えたから、その場所へ向かう。


「ここって......。」


大きな門を通ると広大な敷地。
そこには私と同じくらいの年の人がたくさん歩いていた。


「大学、みたいだけど。」


目の前には大きな校舎。他にもいくつか棟があるけれどいかにも学校っぽい。


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