あやめも知らず


いつも通りに学校から家に帰ろうとしていた。
何もかもいつも通りだったはず。

しかし、日常が崩れた。


あと10分歩けば家。
住宅街を歩いていると突然、私を取り巻く空気が変わった。


「何....これ、や.....!」


目の前がぐにゃりと歪む。
その感覚がとても気持ち悪くて、まるで貧血の時のようにその場にうずくまった。



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