『美味しい』は『可愛い』より正義な件について
「何もありません。」
私は毅然とした態度で告げる。
「何もないってことないでしょ、両想いの男女が毎晩一緒にご飯食べて手取り足取り勉強教え合ってるっていうのに。」
「ちょっと!誤解のあること言わないでよ‼両想いなんかじゃないし手取り足取りなんかしてない‼」
「じゃあ何よ。」
「……私の片想いです…。」
「さーちゃん、顔真っ赤~」
絵梨がよしよしと頭を撫でてくる。
ついでに言えば勉強だって教え合ってなんかいない。
私が一方的にしごかれているだけだ(泣)
「私はねえ、いたいけなさよりがあの腹黒そうな石井にいいようにされるんじゃないかって心配して言ってるのよ。」
食後のおやつをつまみながら静香が言う。
……心配してるようには見えないんですけど…。
私は毅然とした態度で告げる。
「何もないってことないでしょ、両想いの男女が毎晩一緒にご飯食べて手取り足取り勉強教え合ってるっていうのに。」
「ちょっと!誤解のあること言わないでよ‼両想いなんかじゃないし手取り足取りなんかしてない‼」
「じゃあ何よ。」
「……私の片想いです…。」
「さーちゃん、顔真っ赤~」
絵梨がよしよしと頭を撫でてくる。
ついでに言えば勉強だって教え合ってなんかいない。
私が一方的にしごかれているだけだ(泣)
「私はねえ、いたいけなさよりがあの腹黒そうな石井にいいようにされるんじゃないかって心配して言ってるのよ。」
食後のおやつをつまみながら静香が言う。
……心配してるようには見えないんですけど…。