ずっとそばにいて
第1章
出会い
高2の3月
学校が終わり、スマホを見るとあるグループに招待されていた
まぁ、後で入ろ
私はそう思いスマホをポケットにしまった
「みああああああああああ」
ぎゅっ
抱きついてきたのは親友だったありさ
今では友達なんて思ってもない
ー思い出したくも無い1年前ー
私の学校は学年が上がる度にクラス替えがある
小学校から一緒だったのがありさだった
中2のときに仲良くなったが、中3の時に喧嘩をしてしまった
理由はありさの悪口だった
ありさがいろんな人の悪口を言うのに呆れていた
でも、男子の悪口だけだったから、うん。そうなんだ。
そうやって聞き流していた
それなのに、とうとう女子の悪口まで言い始めた
それは、ただの妬みにしか聞こえなかった
女子がいうぶりっこには2種類がある
本当にぶりっこな場合と男子に人気がある=ぶりっこという発想のもの
「ありさの言っていることは全部妬みだよ」
それをいったら喧嘩になった。
その日は友達のちかに泣きながら電話して話を聞いてもらった
喧嘩は半年も続いた
お互い一緒にいることもなくなり、会話もしない、目も合わせない
私は、受験した高校も別々だしこのまま仲直りしなくてもいいや
そう思い始めていた