私達のヘンテコな関係
まぁ、もうどうでもいいけど。
ベットの縁に腰掛けて、ブラウスのボタンを留めていく。
「…柚、初めてじゃねーだろ」
颯太の問いかけに動いていた手を止めた。
「あれ、言ってなかったっけ?」
「……誰だよ、相手」
「颯太の知らない人」
「いいから」
「……中3の時の家庭教師」
颯太はギョッと目を見開く。
「中3かよ…」なんて言う呟きを無視して、私はまたブラウスのボタンに手をかけた。