私達のヘンテコな関係
すると、グイッと腕を引っ張られてさっきまで寝ていたベットに逆戻り。
「ちょ、」
颯太は私の声なんて無視して、留めたばかりのボタンを次々と外していく。
「盛んなサル」
「うるせーよ。お前初めてだと思ってさっき手加減したんだよ。あんなので足りるかボケ」
そう言うや否や、すっと首筋に感じる颯太の舌の感触。
「柚……」
私に覆いかぶさる男は、切なげに私の名前を呟く。
…花のことを、好きなくせに。
馬鹿だよ、あんたは。
いや、1番馬鹿なのは私か。