別れ雪
別れ雪



それは突然の哀しい知らせだった。




いつものように寝つきの悪い夜を何とか過ごし、うだうだと朝を迎えるはずだった。


午前五時。


ケータイがメールやLINEではなく、電話を知らせる電子音を鳴らす。
不思議とはっきりした意識の中、電話をとったのだ。




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