ちび太郎の冒険
第一章『ちび太郎のはじめての少年との出会い』
「一匹の猫」
 ある雨の酷く降る日に、公園のベンチの下で、一匹の仔猫が「ブルブル」と震えていた。

 その仔猫は、ところどころにケガをしていた。

 そんな時に、一人の少年が「カサ」をさしながら、ベンチの下にいる仔猫の方に近付いてきました。

 そして少年は、仔猫を見て「笑顔」で仔猫に話しかけました。

「どうしたの?」

「体がブルブル震えているね!」とその姿を見て、少年は「大丈夫だから・・・」といって、仔猫を抱き上げた。

 そして、仔猫を抱きながら「カサ」を持ち直し、仔猫が濡れないように、少年は家に向かいました。

 その少年が向かっている最中に、仔猫は思いました。

 「あ〜暖かいな」

 「なんて人間の体は、暖かいのだろう!」

 「人間の体は、こんなに暖かいものなのかー!」

 「僕は、濡れて汚いカッコウしているのに・・・」

 「こういう人間も、いるんだ・・・!」

 「今まで、人間から僕は、石を投げつけられて、いじめられていた。」
 「だから、人間はみんな怖かった。」

 「でも、この少年は笑顔で、僕を抱いてくれた。」
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