ちび太郎の冒険
 「ま・・・・」

 「ご主人様が、散歩すると言うから付き合うか〜!」

 そう思うと、仔猫はご主人様に「ミャー」と返事をした。

 そして、誠はベンチから立ち上がり、仔猫に呟いたのでした!

 「仔猫ちゃん、スベリ台の方に行くよ!」

 誠に呼ばれた仔猫は、ベンチからご主人様の方に歩き始めた。

 そして、誠の側に来た仔猫を抱えながら、誠はスベリ台に上がり始めたのでした。

 でも、その間に仔猫は、大人しくしていました。

 本当は、仔猫にとって初めて、高い所に上ったのです!

 現に誠が、仔猫を抱えてスベリ台の階段を上がる最中でも、怖くて体が硬直していた!

 その時に仔猫は、思っていました。
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