犬系男子と猫系女子〜my secret〜
「もっと、信用しろ。
進路も大学いけ。これは保護者として言ってるからな。」


もうみんなには迷惑かけたくないって思ったけど
社会に出てから、迷惑かけたくないっておもえばいいんだね。


「看護大に行こうと思う。
ごめんね、お兄ちゃん。」


「俺も言い過ぎた。玲雄を産んでくれてありがとな。」


「ううん。お兄ちゃん……クズッン……」



お兄ちゃんの胸の中で大泣きした。
はじめて、お兄ちゃんの胸の中で泣いた。

弱くてごめんね。


そして、ありがと。
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