いつも隣に君がいた
「ごめん、カイ」
これは酷すぎるね......
勝手に想像して、勝手に印象を悪くしている。
何してんだ、私は
失礼にも程がある。
私はカイのイメージを頭の中から搔き消した。
やっぱり、何も知らないで会話だけで想像するなんて無理がある。
このイメージも随分と『身近に居たら苦手そう』っていう印象に引っ張られた。
印象だけで人はわからないよね......
ほんと、ごめんなさい
私は心の中でもう一度カイに謝った。