いつも隣に君がいた
朝、目が覚めたのは午前11時だった。
これは、朝と言っていいのだろうか......
昨日......じゃなくて今日、寝たのが、夜中というのか朝というのか分からない時間だったせいで、起きたらこんな時間になっていた。
土曜日だっていうに、お父さんもお母さんも仕事らしく見当たらない。
弟はたぶん部活に行ったんだと思う。
家には私1人だけだった。
私は冷蔵庫に入っている冷たいお茶を一杯飲んで、お風呂場に向かう。