いつも隣に君がいた







「綾斗、いいの練習抜けてきて」









「大丈夫だよ、休憩だから」










少し焦ったように言う実夏にやわらかい笑顔を向ける。










ほんとに絵に描いたようなカップルだなあ.....











私もいつか修司と....










なんて、くだらない想像をしてしまった。











私はその想像を振り払おうと、頭を振った。










「どうしたの?春依ちゃん」










その仕草を不思議がるように綾斗くんが私の方を見る。










しまった、ついつい自分の世界に入ってしまった...









< 14 / 713 >

この作品をシェア

pagetop