いつも隣に君がいた
せめて映像で行った気分を味わおうと画面を食い入るように見る。
それが余計に、行けない悲しみを倍増させる。
「みなさん、ぜひ来てみてくださ〜い!」
そう言いながら、アナウンサーがヒマワリ畑の中心で手を振ったところで画面がスタジオに切り替わった。
あーあ、終わっちゃった.......
もともと偶然に見た番組だったけれど、なぜか目的の見たかった番組を見終わったようなそんな気分になって、私はテレビを消した。
「____ル」