いつも隣に君がいた
ライバル
「えー、今日はちょうどテストの2週間前だから、赤点取りそうなやつは今から勉強しておくこと。
あとは特にサッカー部な!赤点取ったら強制的に試合には欠場になるから」
担任はそう言うと楽しそうに教室を出て行った。
「だってさ、修司」
私は修司の肩をたたく。
「俺は赤点なんて取らねーよ」
修司はすかさずそう言って私の手を払う仕草をする。
「そーですか.....」
「お前、信じてないだろ」
「いやいや、信じてますよ?」
わざとらしくニッコリ笑ってみせる。