いつも隣に君がいた







「あーあ、修司も振られた〜」








そう言って林くんが修司の肩に手を乗せる。









「お前ら、ほんとうるせーよ」









修司は肩に置かれた林くんの手を払う。









......修司?










「マジでキレんなよ」








「冗談だろ?」










今度ばかりは林くんたちも何か感じ取ったらしく口調が変わった。










「キレてねーよ」









修司は一言だけそう言って席を立って何処かへ行ってしまった。









「えっと......あたしも、もう行くね」









古橋さんもこの気まずさから逃れるように自分の席に戻っていった。









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