いつも隣に君がいた








「あ......」










ほ、ほんとに振り返った.........!?










「ここ」








振り返った修司は私の教科書を指差している。









「な、何が?」









指さされたところを見る。









問3の(2).......が、何?










「当てられてる」









「えっ?」










私は立ち上がって慌てて黒板を見る。










黒板では(1)と(3)を当てられた生徒が問題を解いている。










私のところだけがぽっかりと空いていた。










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