いつも隣に君がいた
また私の胸が痛む。
問題を教えてくれただけでも感謝しなくちゃいけないのに、前みたいに「寝てたのかよ?」って笑ってくれることを期待してしまう。
自業自得なのにね......
それから修司が振り返ることはなかった。
別の授業でプリントを回す時も、近くの人と相談しながら問題を解く時も、私と話すことはなかった。
修司は隣の席の早見くんと相談しながら問題を解いている。
「これ、合ってんの?」って笑いながら。
.......あの場所には、ずっと私がいたのに