いつも隣に君がいた
ここに来なければ、パーカーはかけられない。
誰かがここに来て、寝ている私を見つけてパーカーをかけてくれた。
......でも、誰が?
こんな物置のようにしか使われていない教室に来る人なんて、授業サボってる人くらいしか.......
まさか.....
私はパーカーをつかんで、もう一度窓から下を見る。
けれど、もうそこにはさっきの男子生徒は居なかった。
「そっか」
私が居たことを知ってたから、振り返ったんだ