いつも隣に君がいた









「私、春依に何かあったんじゃないかと思って何回も電話しちゃった」










そんな実夏の言葉に、スマホの履歴を見てみると『高館実夏』の名前がずらりと並んでいた。











メッセージも何件も入っている。











「修司くんも心配してたよ?」










「.......修司が?」










スマホをスクロールさせてみる。










あ.......










ほんとだ、実夏の名前に紛れて『霧山修司』の名前もある。











義理で電話かけてくるなんて、修司らしいや.......












< 204 / 713 >

この作品をシェア

pagetop