いつも隣に君がいた









私は一度だけ深呼吸して、足を止めた。









そして、まっすぐ校門に向かって歩く実夏に言う。










「わ、私.........サッカー部の練習、見ていこう........かな」











「春依......」










実夏は振り返って私を見つめる。









今度は、私は実夏から目をそらさなかった。











実夏、私ね、まだ頑張ってみるよ











実夏はにっこり笑って、「じゃあ、私も」って練習場の方に向かって歩き出す。










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