いつも隣に君がいた
うわあ、ガボガボ......
ワンピースみたいになっちゃってる。
そういえばあの男の人、相当身長高そうだったもんね.......
なんて思い出していると、ようやく修司が部室から出てきた。
「春依?」
修司は私の姿を見つけて驚いた顔をする。
「待ってた......」
小さいけど、修司には届くような声の大きさで言えた。
「そっか」
いつもみたいなムダな会話は一切ない。
私と修司は相変わらず気まずいままだけど、どちらともなく2人並んで歩き始めた。