いつも隣に君がいた
街灯の下までくると、突然修司が足を止めた。
「.......修司?」
修司は何かを考え込むような表情で立っている。
もしかして、ずっと何かを考えていたのかもしれない
だから私の声が聞こえてなかった
って都合のいいように思いたい。
修司の表情が何かを決めたみたいに、変わった。
「春依、俺.......」
空気が不自然なほどに張り詰めている。
私は修司の次の言葉を待った。
けれど、修司は驚いたようにどこかを凝視したまま黙ってしまった。