いつも隣に君がいた







修司のこと、追いかけても追いかけても、全然距離なんて縮まらない










むしろこうやって離れていってる










離れてしまったら、どうやって修正すればいいの?









あんなに仲良かったのに、こんなにも容易く壊れるんだね、私たちの関係って.....










.......帰ろう










私は2人を追いかけることなく、別の道へ向かって歩き出す。









電車に乗ってしばらくすると、修司と別れたのか、古橋さんからメッセージが入った。










「矢宮さんには負けないから」










私は何も返信しなかった。










だって、電車の窓に映る自分が酷く疲れてみえたから。










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