いつも隣に君がいた
「ええ…じゃあ、連絡くれなくていいよ」
めんどくささを前面に出して、冷たくあしらう。
「なんでそうなるんだよ」
修司は、ちょっとムッとしたような表情になって言った。
「修司、うっとうしいし」
そんな修司をわざとからかうように、私も続ける。
修司も負けじと
「はー?俺たちめちゃくちゃ仲良いだろ、何言ってんだよ」
と、私のほうにぐっと身を寄せる。
「え......」
私はそれに、わざと面食らったような表情を作る。
さも、「私はそう思ってないよ」というように。