いつも隣に君がいた
この時間は大体いつもカイのお昼寝の時間らしい。
太陽の光をまぶしそうに、腕を顔の上に乗せて遮っている。
私はあの日から、あの時見せたカイの横顔が忘れられないでいた。
私の感じ方の問題だったのかもしれないけど、人間味がないなんて思った人、カイが初めてだったから。
なんでだろう?
ふざけたり、笑ったり、全部周りの子と何も変わらないのに、どこか引っかかるところがある。
カイはどことなく不思議を雰囲気を持っているからかもしれない。