いつも隣に君がいた
例え、それが驚かすためだったとしても、足音一つたてないでなんてなかなかできることじゃない。
それに、私を家まで送った後も.......
カイはホログラムのように消えた。
一瞬だった。
映し出された映像がパッとスイッチか何かで消されたみたいに。
帰って行った方向も今思えば変だった。
普通なら、また駅の方向に戻っていきそうなものだけど、カイは引き返していかなかった。
カイの家は知らないから、もしかしたら私が気づかなかっただけで、家が近いのかもしれないけど。
まあ、それは、真相を聞いてみなければ分からない。