いつも隣に君がいた








私、間違えなかったよね......











逃げなかったよね











頑張ったよね












「カイ!!」











中庭に行くと、カイはまだ寝ていた。












カイは私の声に反応して眠そうに目を擦りながら起き上がる。












「今日の放課後、私にサッカー教えて」












私はそれだけ言って、立ち去ろうとした。












だけど、











「待てよ」











カイによって止められた。











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