いつも隣に君がいた









私の笑いにつられるようにカイも笑い出す。











私たちは笑いながら走った。













いつもの曲がり角も、橋も、全部越えてきた。












学校から随分来たのに、疲れなんか感じなくて、このままどこまでも行ける気がする。












身体が軽い。












爽快感さえ感じる。












私たちは気づくと知らない場所に着いていた。












どこかの住宅地みたい












「喉乾いたなー」











カイは飲み物を求めて歩いていく。











私も手を引かれて着いていく。











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