いつも隣に君がいた











「大丈夫か?」










ブランコから立ち上がる私をカイが支えてくれる。












「たまにあるの、こういうこと。気にしないで」











そう言って何でもないかのようにカイからボールを奪い取って蹴りだす。













「あ、おい、待て」












「奪えるものなら、奪ってみろ」












って逃げてみるけど、当然のごとくカイの方が上手いわけで、あっという間にボールを奪い返される。











「お前、相変わらずサッカー下手だな」












< 371 / 713 >

この作品をシェア

pagetop