いつも隣に君がいた









…どこに行ったんだろう









なんて考えたところで、見当もつかないし、意味もない。









誰もいなくなったグラウンドを横目に、自分の席に座り直す。









戸惑いながら、海里の後を追いかけて教室を出ていく春依の姿が脳裏に焼き付いている。









思い出したくもないのに、グラウンドを走っていく二人の後ろ姿が消えない。









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