いつも隣に君がいた
このやりとりももう何回目だろう。
すっかりお馴染みのこのやりとりに、まわりで聞いていたクラスメイトがクスクスと笑い出す。
「またその掛け合い?」
って、実夏(みか)が笑う。
「掛け合いじゃないよ、修司がしつこいの」
「実夏ちゃんもなんとか言ってよ、こいつ頑固でさ〜」
実夏は私の友達で親友。
いつも落ち着いていてすごく頼りになる。
「だって修司からくだらないメッセージが来るようになるんだよ...」
「くだらないメッセージなんて送らねーよ」
「嘘ばっかり、この間もテストで60点超えたとかどーでもいい情報送ってきたくせに」