いつも隣に君がいた










小さな男の子がそう女の子に呼びかける。










前に一度夢で見た光景だからか、リアルにその情景が想像できる。










それと同時に、今まで以上の言い知れぬ不安が、私を襲う。










私はとっさに、カイに掴まれている手をカイとは反対の方向に止めるように引っ張る。










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