いつも隣に君がいた






だけど、







「.......」








いつもならすぐに帰ってくる修司の声が聞こえてこない。








まただ.......










朝みたいな沈黙。










どうして私は同じことを繰り返すかな......










もう少し早く、もう少し大きい声で言えてたら届いたかもしれないのに










「何でもな.......」










何でもない







そう言おうとした時、私の声に修司の声が重なる。










「どういたしまして」











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