いつも隣に君がいた







......え?








今、『どういたしまして』って.....









机に落としていた視線を修司に移す。









......届いた







初めて、私の気持ちがちゃんと修司に届いた!









周りから見たらたったこれだけの些細な事なのに、私にとっては大きな変化で、ようやくスタートをきれた気がする。









修司は、「そんなに見んなよ」って自分の手で私の視線を遮る。









あまりの嬉しさに、修司を見つめていることを忘れていた。










普段なら、意識しすぎて目も合わせられないくせにね









< 55 / 713 >

この作品をシェア

pagetop