いつも隣に君がいた
「幼稚園児か」
実夏が呆れながら言う。
「だって、修司が〜」
「ほんと、仲良いよね」
実夏はふふっと笑いながら言う。
その笑顔は、なんだか全てを見透かされているみたいで、少し居心地が悪い。
「...修司が絡んでくるだけ」
視線を逸らしながら、小さい声で答える。
「はいはい」
全部わかっているよとでも言いたげな答えが返ってくる。
「分かってないよ、実夏〜」
実夏と私はまるで、お姉ちゃんと妹.......
いいや、幼稚園児と先生みたい。
実夏といるとそんな気がする。