いつも隣に君がいた











「なんだよ」











カイは、いつもと変わらない態度で、笑って言う。











窓枠に両肘を置いて、寄りかかるように立ちながら、私の呼吸が落ち着くのを待っている。











その表情はとても穏やかで、私の不安をかき消してくれるようだった。











「メッセージエンジェルが消えてたから、もう…」











< 606 / 713 >

この作品をシェア

pagetop