いつも隣に君がいた











カイがあまりにも悲しい表情をするから、胸が締め付けられるように、苦しくなる。











「…ごめん、『ずっと友達だ』なんて言って」











カイの両腕が私をぐいっと引き寄せる。











「こんな俺を許して…」











私を包み込むその両腕に力がこもる。











< 614 / 713 >

この作品をシェア

pagetop