いつも隣に君がいた











幼いながらに、それだけは分かった。











どれだけ会いたいと願って、どれだけ大きな声で泣き叫んでも、もう二度と会うことはできない。











それなのに、会いたい気持ちは募っていく。











そして、会えないという事実が、私の心に大きな穴を開けていく。











穴の埋め方なんて無くて、ただただ広がり続けるその穴を嘆き、悲しむことしかできない。











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