いつも隣に君がいた
だけど、私がカイめがけて蹴ったボールは、思いもよらない方向に転がっていく。
カイはそのボールを取りに行こうと、後を追いかける。
ボールは原っぱになってる部分を飛び出して、河原のほうに転がっていく。
河原には、石がたくさん転がっていて、ボールはその石にぶつかりながら、予期せぬ方向に転がって行ってしまう。
私たち子供の足では追いつけない速度で、ボールはどこかに転がって行ってしまった。