いつも隣に君がいた











『カイ、ダメ!』











私も咄嗟に、カイを追って走り出す。











ボールが転がっていった茂みのあたりをカイが探している。











もうすぐ隣には、川が流れている。











決して激しい流れの川ではないけれど、もしその川にボールが落ちてしまったのなら、きっともうどこか遠くまで流されて行ってしまったんじゃないかと思う。











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