いつも隣に君がいた











そう言うカイの表情は全然、『大丈夫』なんかじゃなくて、本当に悪いことをしたなと胸が締め付けられる思いだった。











ロッジに帰ってからも、カイはずっと無くしたボールのことを引きずってるみたいだった。











夕食をみんなで囲んでいるとき、カイがぼそっと











『ボール…探しに行きたい』











って言うのが聞こえた。











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