いつも隣に君がいた











『春依は、ここに居て』











お母さんが、私に弟とロッジに残るように言う。











だけど、もはやその声はちゃんと聞こえていなかった。











嫌な予感がする。











心臓がバクバクして、体が強張るのを感じた。











『…川かもしれない』











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