いつも隣に君がいた











春じゃないから、あの頃と同じように、花冠を作れないのが残念だった。











ススキで作ろうかと思ったけど、カイに止められたから、やめた。











「…ねえ、カイ。」











「ん?」











「今度は、カイの記憶、私から消さないでね」











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