いつも隣に君がいた











そんなジャスチャーをするカイがかわいく見えて、涙なんて引っ込んだ。











「約束だよ」











カイに向かって、小指を差し出す。











「ああ…約束、な」











カイの小指が私の小指に絡められる。











指切りなんていつぶりだろう。











私たちはぎゅっと固く、指を絡めて、約束を交わした。











< 693 / 713 >

この作品をシェア

pagetop