いつも隣に君がいた











まるで、あの日々の続きを過ごしているみたいだった。











幸せな夢でも見てるんじゃないだろうかと思うほどに楽しくて、











このまま時が止まればいいなと思った。











「あの時も秋だったらバレなかったかもね?」











周囲を覆いつくすススキを見ながら、カイに言う。











「そうだな」











カイも、私たちを覆い隠さんばかりのススキを見ながら、笑っている。











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