いつも隣に君がいた











高校生の私たちですら、油断したら、相手を見失ってしまいそうなほどススキが空に伸びている。











「どうする?」











「…え?」











「今なら、キスしてもバレないよ?」











カイの右手が、私の頬に触れる。











「え、いや…」











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