いつも隣に君がいた







昇降口を出ると夕日が眩しすぎるほどに輝いていた。








「あ、修司くん」









グラウンド脇を通り過ぎる時、実夏がそう言った。









いつもの事ながら修司の事はすぐに見つけられる。









だって、毎日のように修司目当てで練習を見に来る女の子たちがたくさんいるから。










「今日も人気者ですね〜、サッカーしてる時だけはキラキラしてるからね」










「サッカーしてる時だけって.....」










言いすぎじゃない?と実夏が苦笑いを浮かべる。










「だって、普段はアホの修司なのに」










「でも、中学の時からモテるんでしょ?」











「まあね」












でも、彼女作ったの見た事ないけど.....










私は小さく呟いた。









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